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「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」の違い

こんにちは。やまもとです。

「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」

ネット印刷で注文したことのある方は一度は見たことのあるワードかと思います。
自分の注文したい印刷物はどっちのが向いているのか?
そもそも違いは何なのか?を今日は書きたいと思います。

オフセット印刷とは

オフセット印刷(おふせっといんさつ、Offset printing)は、印刷技術のひとつ。実際に印刷イメージが作られているが直接触れないのが特徴。版に付けられたインキを、一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写(offset)した後、紙などの被印刷体に印刷するため、オフセット印刷と呼ばれる。

 

なんだか難しいことが書いてありますが、オフセットの特徴は写真や文字が綺麗に印刷され、大ロット(部数の多い)の印刷に向いています。ただ乾燥に時間がかかる為、納期が長くなります。

オンデマンド印刷とは

オンデマンド印刷(オンデマンドいんさつ)とは、「要求があり次第(オンデマンド)」に迅速に印刷する方法。注文印刷のこと。大量に印刷する場合、オフセット印刷では「」を作る必要があり、また試し刷りも必要であることから印刷物の完成まで時間がかかるが、版の製作が不要なデジタル印刷機[1]が登場し現実のものとなった。本来は印刷技法を指す用語ではなく印刷のあり方をしめす用語であって、オフセット印刷であってもごく短納期・少部数であれば、オンデマンド印刷と称することもある。

こちらも難しく書いてありますが、特徴としては版を作成しないので低コストで小部数を印刷するのに向いています。ただ注意しなければいけないことは、一枚毎の印刷位置が微妙にズレる可能性があるので、仕上がりラインギリギリのレイアウトのデザインには不向きです。また薄いベタやグラデーションにムラができやすいです。

そもそもの違い

それは「版」を使用しているかどうかです。版とは、インキを紙面に移す仲立ちとなるものです。オフセット印刷とは版を用いた印刷方法です。オフセット=付けて離すという意味で、印刷方法をそのまま表しています。一方オンデマンド印刷は版を用いない印刷方法なので、製版の工程がなく、短納期の印刷が少部数で可能というわけです。

わかりやすく例えると

オフセット印刷はプリントゴッコ(懐かしい!)

版がどうのとか、ゴムブランケットとか言われても正直よくわかりませんよね。わかりやすく例えると、昔は年賀状などで使われていたプリントゴッコみたいな感じとイメージしていただけたらと思います。

オンデマンド印刷はレーザープリンター

一方オンデマンド印刷はご自宅でお使いのレーザープリンターの大きいバージョンと考えるとわかりやすいかと思います。一枚一枚プリントアウトするので、少しずつ印刷範囲がズレたりすることも似ています。

用途に合った方法で印刷しましょう

時間をかけてきれいにたくさんの部数を印刷したい場合はオフセット印刷、早めに多少荒くなっても少数だけ印刷したい場合はオンデマンド印刷を選びましょう。

 

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mmm-designグラフィックデザイナー
mmm-design(スリーエムデザイン)代表のフリーランスグラフィックデザイナー。日々の制作実務の経験を元にグラフィックデザインスクールの講師やチラシ講座を開催しています。初心者の方にもわかりやすくをモットーに記事を書いています。