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グラフィックデザイナー目線でのiPadの選び方

つい先日iPadを購入しました。

わたしはイラスト制作のお仕事もいただきますが、その時は基本illustratorでパスを駆使して制作してきました。

しかし最近は「手書き風」の文字やイラストの需要が高く、以前よりiPadが欲しかったこともあり、購入を決断しました。

iPadと言っても、iPad Pro、iPad Air、iPad、iPad miniと種類がたくさんあります。

どういった違いがあって、わたしに最適なiPadはどれ?となったので、ネットで調べたことと店員さんに聞いたことを参考に「イラストをメインで仕事をしてるわけではないけど、ちょこっと仕事でイラスト使うグラフィックデザイナー」目線での解説を備忘録的に書きます。

せっかくなので図やイラストはiPadで描いています。



わたしの現状環境・条件

現状環境

  • MacBook Pro 13インチ
  • iPhoneX
  • ネット環境はauひかり
  • 外出時はiPhoneのテザリング(だいたい30GBは使える状態)
  • 家では27インチのディスプレイを繋いでデュアルモニターで仕事をしている

条件

  • MacBookが購入から3年ほど経っており、そろそろ買い換えたい
  • イラストメインの仕事ではない
  • iPad購入したら打ち合わせなどで持ち歩きたい
  • Apple Pencil使いたい(初心者)
  • illustratorやphotoshopへの連携

iPadラインナップ(2019年10月末現在)

  • iPad Pro(12.9インチ)
  • iPad Pro(11インチ)
  • iPad Air(10.5インチ)
  • iPad(10.2インチ)
  • iPad mini(7.9インチ)

ちょうど2019年9月30日にiPad第7世代が発売になり、スペックが低くなりますが今までのiPadの中では値段がお手頃とあって、一気に「iPadほしい熱」が出てきました。

値段

Wi-Fiモデル Wi-Fi+Cellularモデル
iPad Pro(12.9インチ) 111,800円(税別)〜 128,800円(税別)〜
iPad Pro(11インチ) 89,800円(税別)〜 106,800円(税別)〜
iPad Air(10.5インチ) 54,800円(税別)〜 69,800円(税別)〜
iPad(10.2インチ) 34,800円(税別)~ 44,800円(税込)〜
iPad mini(7.9インチ) 45,800円(税込)~ 60,800円(税別)〜

わたしは基本家でiPadを使うつもりだったのでCellularタイプではなく、Wi-Fiモデルにしました。外出時にネットを使う場合でもテザリングで対応する予定です。

値段は予算的には特に決めていませんでしたが、10万円超えるようならMacBookProの新しいモデルが欲しいと考えていました。Apple Pencilも買うとなるとAirでも割と値段が高くなるし、画面の大きさがほとんど変わらないのならiPadでとなりました。

スペック

画面
サイズ
SoC
(≒CPU)
価格
(税別)
iPad Pro 11インチ ・
12.9インチ
A12X
Bionic
89,800円~
iPad Air 10.5インチ A12
Bionic
54,800円~
iPad 10.2インチ A10
Fusion
34,800円~
iPad mini 7.9インチ A12
Bionic
45,800円~

スペック的には現状出てるラインナップの中でiPadが一番低スペックとのことでした。性能を重視するならProかAirと言われましたが、わたしの場合メインで使うわけではないことと、高い性能というより最低限使える機能(Apple Pencilが使える)があれば問題なかったので、迷わずiPadにしました。

容量

容量は一番迷っていて、iPad(128GB)か、もう少し容量欲しいのならiPad Air(256GB)にすると、スペックも高くなるし優秀ですよと店員さんに案内されましたが、iPad Air(256GB)が71,800円(税別)・・・・Apple Pencilも購入すると、10万円弱・・・

ここは予算とどれだけ使うかを考えて、iPad(128GB)にしました。32GBだとやはり少なく、128GBでも十分とのことでした。

まだ購入したばかりで容量は増えていませんが、増えてきたらクラウドサービスを使ったりしてまかなおうと思っています。

iPad・iPad Proの違い

購入までにネットで色々調べていましたが、やはり気になるのはiPadとiPad Proとの違いでした。

iPad Pro iPad
Apple Pencil Apple Pencil 第2世代対応 Apple Pencil 第1世代対応
キーボード Smart Keyboard Folio対応 Smart Keyboard 対応
充電機器 USB-Cコネクタ Lightningコネクタ
認識方式 Face ID Touch ID
メモリ 4GB 2GB
カメラ 12メガピクセルの写真
手ブレ補正機能を使ったLive Photos
8メガピクセルの写真
Live Photos

Apple Pencilの第1世代と第2世代は、書き心地の他に触り心地や充電の仕方に違いがありました。ここは第2世代のほうが断然機能的には優れています。
書き心地は実際にショップに行って確かめてみてください。

わたしはそんなに遅延具合が気になりませんでした。

キーボードの違いはそもそもiPadでキーボードを使うつもりがなかったので割愛します。

また、本体の充電時にProだとUSB-Cコネクタなので、新たに充電端末を購入しないといけません。

iPad第7世代だとiPhoneXと同じLightningコネクタで済むので、その部分の費用が抑えられたのは大きかったです。

Apple Pencil第1世代・第2世代の違い

iPad Pro iPad
表面 マット ツルツル
転がりやすさ 平らな面があるので転がらない どこまでも転がる
キャップ なし あり
ツールの切り替え機能 あり なし

 

Proではない、普通のiPadを選んだ理由

ネットで調べた感じでは「iPad第7世代にしよう」と思ってショップに行きましたが、店員さんのスピーディーかつ的確なアドバイスで即決しました。

わたしなりにそれぞれの機種に向いている人を考えました。

iPad Proが向いているひと、iPadが向いている人

iPad Proが向いている人

  • Apple Pencilを遅延なく、紙に書いているのとほぼ変わらない感覚で使用したい人
  • カメラとの連携を考えている人
  • 動画編集したい人
  • メインのパソコンとして使用したい人
  • 職業がイラストレーターの人

iPadが向いている人

  • Apple Pencilを使ってイラストを描いてみたい人
  • スマホより大きい画面でネットしたい人
  • 他にメインのパソコンを持っていて、サブ機として欲しい人
  • 予算があまりないけど、iPad欲しい人
  • 仕事用というより趣味用で使用予定の人
  • iPad初心者

一番決め手になったのは、「Pro買うぐらいならMacBook買った方がいい」という店員さんの言葉でした。メインのパソコンはあって、サブ機として考えていることも大きかったように思います。

今回ご紹介したのは、あくまで「グラフィックデザイナー目線でのiPadの選び方」なので、他の職業の方にはあまり参考にならないかもしれません。

iPad購入に迷われている方の参考に少しでもなると幸いです。

ABOUT US

mmm-designグラフィックデザイナー
mmm-design(スリーエムデザイン)代表のフリーランスグラフィックデザイナー。日々の制作実務の経験を元にグラフィックデザインスクールの講師やチラシ講座を開催しています。初心者の方にもわかりやすくをモットーに記事を書いています。