チラシに載せる写真選びは、チラシの情報を伝えるための重要な要素です。
ただ写真を載せるだけより、「どんな情報を見る側に伝えたいか」を考えて写真を選ぶと効果的です。
具体例を載せて写真の効果を解説します。
メインの写真を選ぶ
チラシの原稿を作ってテーマやキャッチコピーが決まると、それを効果的に写真で伝えるためには、そのキャッチコピーを具現化する写真選びが大切です。
例えば、ヨガ教室のチラシの場合のキャッチコピーが「ビューティーヨガ教室でバランスの良い身体づくり」だったとします。その場合はヨガをやっている写真や、バランスの良い身体の写真が良いでしょう。また、ヨガ=健康になるイメージを持ってもらいたかったので、緑の中の癒しをイメージするような写真を意識していくつか候補を選びました。
メインの写真は一番大きく、チラシの上部に載せると良いでしょう。
活動風景の写真を選ぶ
教室系のチラシであれば、活動中の風景写真を入れると教室の様子を伝えることができます。
チラシを見る人は、ほとんどが初めての人です。初めて参加する人は「どんな人がいるのか」「どんな場所でやっているのか」「どんな雰囲気なのか」不安だらけです。
少しでもその不安を解消するために、どんな人がいてどんな場所でやっていて、どんな雰囲気なのかを伝えることが大事です。
そういった写真を入れることで参加するハードルが下げることができます。
魅力的に見える写真を選ぶ
商品のチラシであれば、商品自体の写真ももちろん大事ですが、「その商品を使うとどんな良いことがあるか」を見る側に想像させるための写真も合わせて載せましょう。
例えばシャンプのチラシだと、シャンプーのボトルだけでなく、シャンプーを使ったことによって得られる未来(メリット)を写真で伝えると効果的です。また、サラサラな髪の女性を載せるとして、その女性の視線を見る側と合わせるようにするか、顔を出さないかで効果が変わってきます。
視線を合わせるようにすると、印象が強くなり、対象女性が絞られます。日本人向けのシャンプーであれば、外国人女性を使うと敬遠される可能性があります。シャンプーよりも広告に載せる女性にフォーカスしたい場合は有効です。
一方、顔を出さず、サラサラな髪をメインにすると、印象が和らぎシャンプーを使ったあとの自分を投影することができます。
また、食べ物であれば「美味しそう」に見える写真を載せることによって購買意欲が高まります。シズル感のある写真を選びましょう。
写真レイアウトのコツ
それらの写真を選んだら、レイアウトの回でもお伝えしたように、人の目線を意識しましょう。
写真はそれぞれ「向き」があります。
人の場合、顔が向いている方向がチラシの内側になるようにレイアウトすると、人の目線がチラシの内側に入って視線が散らず、チラシの内容を読んでもらいやすくなります。
反対に顔が向いている方向がチラシの外側の場合、目線が外に流れてしまうので注意が必要です。写真の「向き」を意識してレイアウトしてみましょう。
また、伝えたい内容によって写真の大きさにメリハリをつけましょう。
雰囲気を伝えたい
例えば運動会のチラシだと「わいわいしていた」「にぎやかだった」等、雰囲気を伝えたい場合は楽しいそうな表情や競技の一コマを切り取るような写真選びをし、メリハリのあるレイアウトにすると、運動会の雰囲気をインパクトのある伝え方ができます。
事実を伝えたい
一方「綱引きをした」「リレーをした」等、活動の内容を伝えたい場合は競技それぞれが一覧で確認できるようなレイアウトにして事実を伝えるように配置すると、運動会の活動内容を伝えることができます。
まとめ
どんな写真を選ぶかは、チラシの印象を決定づける、時間のかかる作業です。
チラシの「伝えたい情報」をしっかりと考え、それを見る側にイメージしてもらいやすい写真を選びましょう。